気になり始めたのは、就職後に研修として工場のライン作業に従事して1ヶ月ほどしてからでした。元々は全く無かったのですが、頬から始まり、額やフェイスライン、顎まで広がり顔全体にニキビができるようになっていきました。
日に日に増えていくニキビがとても気になったので、ニキビを防いでくれる洗顔料と化粧水を数種類試してみましたが、ピリピリと肌が痛くなってしまったり、値段が高い割に効果が無かったりで、全く改善しませんでした。また、ニキビを治す市販薬もいろいろと試しましたがこちらも大きな効果は見られませんでした。結局はニキビを隠すために厚化粧をするしかなくなり、余計に肌に負担をかけてしまっていました。
何をしても無くならないニキビにだんだんと気が滅入ってしまい、自分の顔を見る度に絶望していました。人に顔を見られるのがとても恥ずかしくなり、仕事場でもなるべく顔を伏せて会話も極力せずに過ごすようになっていきました。
ニキビができ始めて半年後、もはや自分ではどうにもできなくなり精神的にも限界だったので皮膚科へ行くことにしました。皮膚科ではニキビ用の治療薬としてステロイドが入った塗り薬と飲み薬を処方されましたが、3ヶ月続けてもニキビは無くならず、皮膚科に通うことも諦めました。
研修が終わりオフィスでの仕事に変わってからもニキビはでき続け、精神はボロボロになっていきました。
そんなある日、ネットの記事で便秘が肌荒れを起こす原因になることを知りました。確かに仕事を始めてから便秘気味ではあったのですが、ニキビが無かった学生時代の頃も便秘になることはあったので、まさか便秘が原因だとは考えてもいませんでした。
一縷の望みにかけて、さっそく便秘薬を使用しました。なるべく毎日お通じが来るようにしたところ、ニキビのできる数が少しずつ少なくなり、3週間後には新しいニキビができることはほぼなくなりました。現在は生理前に数個出来る程度で、あまり気にならなくなりましたが、便秘をするとニキビができてしまうので、食事や生活習慣に気を付けながら過ごしています。
あんなにも苦しんでいたニキビが無くなるとは思ってもいなかったので、改善されたことで気持ちがとても軽くなり、今は明るく毎日を楽しめています。